京都市の中心部に位置する『京都御苑(御所)』。
京都に生まれ育ちながらも隅々を見て回ったこともなく、散歩ジョギングコースにされておられる方も多いとか。
私にとっては少し近寄りがたい存在かもしれません。
京都御苑の思い出は、昭和63年から平成元年にかけて、西にある『椹木門』から御所内に入り、『皇宮警察宿舎』の建築工事を手掛けたことでしょうか。
平屋建てで、2戸一が2棟、3戸一が1棟の規模で木造瓦葺きの宿舎でした。
公共工事のため、単価も「それなり」だったのですが、職人さん(特に大工さん)が御所の中での工事ではりきり、発注図面以上に手を掛けたものですから・・・
意気に感じたようです。
その『椹木町通』を西へ行くと、京都府庁前の正面へと導く釜座通の並木道を横切り、程なくして東堀川通に出ます。
多くの車が行き交う堀川通に沿って今は『親水河川』となった堀川が穏やかな水の流れを湛え、街路樹が大通りとの緩衝帯となっています。
丸太町通の反対側(二条城の北)には大きな店舗が出来、日常生活に不便はありません。
静かな街中の住居がここにも在りそうです。
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