また一つ消えゆく歴史『京都の町家』

また一つ消え行く『京都の財産』
また一つ消え行く『京都の財産』

今日も慌ただしい一日を過ごしました。

その中で、目的地へ向かう途中、以前から気になる物件の近くへ。

 

二条城の西、千本通と美福通の間にある”上京区主税町”は周辺の”中京区西ノ京”に囲まれた古くからの閑静な住宅街。

 

広々とした碁盤の目の道路で区画され、京町家も多く残っています。

余り物件も出ず、業者間では評価は高いのですが思いのほか土地値(坪単価)は高くないような。

 

そこに今年の夏ごろから『京町家』が売りに出ていました。

一般的な間口ながら、どっしりとした京町家の面構え。

表に掲示された物件案内には「きれいなお庭をぜひご覧ください」と。

 

忙しい時期と重なり、内覧は出来なかったのですが”良いなあ”と思える物件でした。

少し前にその看板も外され、売買が成約したのだと分かり、どんな使われ方をするのかその後が楽しみな物件の一つだったのですが…

 

本日近くを通りがかると、物件の前にダンプトラックが。

(真か!)と思い様子を伺うと重機が『解体』をしている最中・・・

多分、週初めから着工したのでしょう、一階の土壁と、2階の大きな梁が見えました。

 

残念なことに、また一つの『京都の歴史』が消え去りました。