『川崎家住宅』解体の危機

市指定文化財の京町家「川崎家住宅」(中京区新町通三条下ル)
市指定文化財の京町家「川崎家住宅」(中京区新町通三条下ル)

貴重な京町家の解体移築、京都市が異例の警告「看過できない」

『川崎家住宅』京都市中京区新町通三条下ル

本日のニュースで、この貴重な大正後期の町家の報道がありました。

 ~祇園祭で山鉾が建つ京都市中心部で、市指定文化財の京町家「川崎家住宅」(中京区新町通三条下ル)が解体・移築される計画が浮上していることが分かった。
これに対し京都市は1日、「条例の定めに従わず、その価値を滅失することがあれば、法的にも道義的にも看過することができない深刻な事態」と、所有者に警告した。
警告するのは極めて異例。~
【京都新聞 Web版より抜粋】
https://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20190201000130

東京の所有者は、京都市の申し入れに応じず、解体の予定である様子。

これらの町家が立ち並ぶ街並みが、京都の風景を造り、それ故、観光地として人気がある事を理解できない者たち・・・

祇園祭の中心で、山鉾が多く立ち並ぶ『新町通』。
東側の室町通には『町家』が無く、ビルが立ち並ぶ中、まだ町家が残るこの新町通に、【界わい景観整備地区】指定を行い、保全する事を強く望みます。